周囲に馴染めず、トラブルばかり起こすも、一つの分野に、とても高い能力を持つお子さんがいます。
しかし、その個性を理解してもらえず、変わった子という目でみられていじめられ、居心地の悪い小学生時代を過ごしているという話はよく聞きます。
でも、その個性中学受験では武器になります。
- 興味を持つものに関しては凄い集中力で学び極めてしまう子
- 数学、歴史、地理など一つの分野に関心と広い知識を持つ子
- 興味を持ったらオタク級にのめり込み人との関わりよりもその時間を大切にする子
知り合いのお子さんもそのタイプでした。
勉強はできるが、トラブルになることが多かったと言います。
彼の個性を理解してもらえず、いじめられ親子で居心地の悪い思いをしていた小学生時代。
その後、特に関心が強かった数字、興味を持ったらとことんのめり込むその個性を伸ばそうと難関中学を目指します。
中学受験で見事、御三家である超難関中学に合格。
そして、お子さんは、数学研究会に入りようやく居場所を見つけます。
自分と同じように数字に興味のある子がたくさんいて、数学の話で盛り上がり、こんなに楽しい世界があったことに感動したそうです。
息子が合格した中学にも、
- 小学校時代はいじめられて辛かったけど、中学受験で話が合う仲間に出会い、暗かったトンネルから抜け出せた。
- 変わっていると言われた個性を気にしないでくれる仲間ができた。中学に入って心から楽しいと思えるようになった。
というお子さんがいました。
保護者同士の懇親会に行くと、ウチの子も同じウチも辛かったという居心地の悪い小学校時代の話、中学受験して変わった子扱いされなくなった話、中学受験して居心地がよく学校に通ってるという話はよく出ます。
個性を受け入れてくれる環境次第で人生が変わる
自分の小学校時代、中学校時代を振り返ってみても残酷な言葉をストレートに他人にぶつけて、胸が痛くなるようなイジメの場面は記憶にあります。
中学生になると中2病という言葉があるように、思春期の微妙な時期を迎えます。
ちょっとしたことがキッカケで、いじめの対象になりやすい頃です。この時期をどこで過ごすかについて考えることはとても大切だと思います。
思い切って環境を変えることが出口になる
何かがきっかけでいじめや受け入れてもらえない時は、我慢してその場に居続けることをしなくていいと思います。
個性を受け入れてくれる環境次第で人生が変わったという人は多いのだから。
デリケートな思春期に、どこで過ごすか
昨今の中学生にまつわる悲惨なニュースを見ると胸が痛くなります。
お子さんが、仲間と馴染めなくて辛そうな姿をしていると感じたら、
自分に似た子供が集まる環境が整った学校で生活させる
という視点で中学受験を決断し、学校選びをするのも方法ではないかと思います。
経済的理由で中学受験は無理だと思っている方は、こちらの記事を是非読んでみてください。
中学受験は経済的理由で無理だと諦めることはない