中学受験は相性の合う家庭教師を見つけ効果的な利用の仕方ができれば、絶望的と思える志望校への合格も夢ではありません。
我が息子は、小5偏差値43からスタートで偏差値60の学校に合格しました。
当時の息子は、算数がネックで6年になっても第1志望はほぼ無理な成績でした。
奇跡の合格は、相性の合う家庭教師に出会い、塾から思い切って切り替えたからです。
もし、あの時、家庭教師に切り替えるという選択をしなかったら・・・
かなりの確率で息子の合格はなかったでしょう。
家庭教師は、一つの選択肢です。全ての方に我が家の方法が当てはまるわけではありませんが、家庭教師に切り替えるか迷っている方のために我が家がどのように家庭教師を選び、中学受験入試まで家庭教師と付き合って来たのかをまとめました。
この記事の概要
いつから、家庭教師に切り替えるか?
我が家は小学5年の2月に、現6年生受験組終了のタイミングでプロの家庭教師を確保しました。
中学受験小学5年の冬に家庭教師を見つけるのが合格の裏技! 小5中学受験生、現6年生のプロの家庭教師を予約四谷大塚を主体し、月に数回来てもらうというスタイルを秋まで続けました。
なぜ、秋まで塾を主体としたのか
- 大手塾は受験の情報量が豊富
- 家庭教師ですべての科目は高額
- 家庭教師1本は、不安要素大。
大手受験塾は、いろんなお子さんのデータを持っています。つまづいた時、勉強の仕方がわからない時の塾の先生のアドバイスはとても心強く、言われた通りの勉強法で取り組むと成果もきちんと出るようになっています。
塾を利用し、苦手科目を作らない努力を日々行えば、志望校合格に確実に近づく
やるべきことも具体的な学習方法を教えてくれた塾の先生には感謝です。
でも、塾でのカリキュラムは膨大で、カリキュラムが消化できないと何を優先していいのかもわからなくなっていきます。
そんなときに、家庭教師の存在はありがたく、塾をメインにして、消化不良になっている現在の状態を説明し、今やるべきことを明確にしてもらいました。
優先順位がわかり、頭の中も整理され集中して学習することができるようなりました。
アップアップの状態から解放されるのなら最初から家庭教師1本にしたほうが良いのでは?
そのような考え方もありますが、少なくとも入試の範囲が終わるまで塾を主軸に家庭教師を併用する方がベストです。
やはり、塾に在籍し、ある程度負荷がかかった状態の方が成績は伸びるからです。
週テストや組分けがあるから頑張ってきた息子を見ての結論です。
我が家は6年秋から家庭教師へシフト
いろいろな段階を経て、我が家では、秋から家庭教師主体のスタイルへシフトしました。
6年秋では間に合わないこともないけれど、今振り返るといろいろ無駄もあり、やはり塾から家庭教師は夏には切り替えたほうが良かったような気がします。
結果、第1志望に合わせた受験勉強を組むことができ短期間で成績を伸ばすことができました。
良い家庭教師の探し方
良い家庭教師はどこにいるのか?
そもそも、良い家庭教師とはどんな家庭教師なのか?
- お子さんの志望校に複数合格させた実績のある人
- 今の中学受験事情に詳しい人
- 誰でもできるようにするノウハウを持っている人
- お子さんと相性のある人
- 家庭教師歴が長い人
上記に挙げたの要素のある人が良い家庭教師、つまりプロの家庭教師と呼ばれる人の条件です。
このような条件に合うプロの家庭教師は、家庭教師センターから探すことができます。
複数資料請求してしっかりと運営されている家庭教師センターの中から選びます。
失敗しない家庭教師の選び方についてはこちらの記事でも詳しく説明しているので参考にしてみて下さい。
中学受験最後の砦!まだ間に合う失敗しない家庭教師の選び方良い家庭教師は早めに確保する!
良い家庭教師を確保したいのなら、5年生のうちから探すのがベストです。
6年の夏の時期は、家庭教師を探している人が多くなってきます。
相性の良い人に出会えるかは運です。ですので需要が多くなる前に探しておく方が相性の良い家庭教師に出会う確率も上がります。
5年のうちにいろいろ探して、例えば組分けテストの前だけ来てもらうなどして、相性の合う人をじっくり選ぶといいでしょう。
柔軟な対応をする家庭教師であれば、月1回の利用やテスト前だけ増やしての利用なども可能です。
また、相性が合わない先生だった場合はすぐに変えてもらえます。
家庭教師選びは、相性も大事ですがフレキシブルに対応できるかどうかも重要なチェックポイントです。
料金が高く悩む場合の解決策
高いノウハウを持っているプロの家庭教師は高い!
高いノウハウのある良い先生を見つけても、普通の家庭では、毎週見てもらうことは費用的に無理です。
家庭教師を探している時に、ぶつかる一番の壁ですが諦めなくても大丈夫!
有効な解決策があります!
相性がいい良い先生が見つかったら、家庭の財政事情に合わせて無理のないよう不定期でお願いして縁をつなぐ
小6年まで家庭教師は月1でも十分
頻度としては、成績や目指す学校にもよりますが、6年生のいよいよという時期になるまで、月に1回程度十分だと思います。
いい先生を確保していると6年になって無理と思えるレベルでも合格を引き寄せてくれます。
実績のある先生は、いかにしたら合格させられるかのテクニックを持っているので安心ということもありますが、これまで月1でも、定期的に見てもらっているのでお互いの性質よく理解しているというのは大きなポイントです。
ダッシュをかけるとすぐに加速しますから。
プロの家庭教師の力を最大限に引き出す方法
どんなに優秀な先生でも、何が出来ていて何が出来ていないかを正確に見極めることは難しいことです。
特に、月1でしかお願いできない場合には、子供が何が得意で不得意かがわからず無駄な授業になりかねません。
親が主導権を持って行動する
苦手なところを見つけ強化して志望校合格を確かなものしたい
家庭教師を利用する明確な目的です。
この目的を確実に達成するためには、家庭教師にだけ頼るのではなく、親も額に汗をかく必要があります。
我が家では、家庭教師の先生には、今何が出来ていなくて、何がて来ているかを親が常に報告するようにしていました。
模試の結果をみると、どの問題がいつも出来てないかがわかります。
苦手な分野を簡単にメモして渡すだけでも大丈夫です。
塾のテストの成績では見えない息子の学習のクセや心理状況なども伝えました。
報告した内容から、今何をすべきかを判断してもらい苦手克服のための適切な課題を出してもらいました。
苦手課題克服のためのやるべき課題を出してもらう
我が家がお願いしていた家庭教師の先生は、次の訪問までに課題を出してくれます。
親が報告した内容から、今何をすべきかを判断してもらい苦手克服のための適切な課題を出してもらっていたので効率よく成績を伸ばすことができました。
結局は苦手なところを潰しどれだけ勉強したかが中学受験合格のカギ
成績を伸ばすための具体なその子に合った方法を見つけ正しく子供に指示し、それをその子がその方法どおり行えば確実に成績が上がります。
これは、間近で息子が家庭教師の先生と志望校入試まで取り組む姿を見て来ての実感です。
家庭教師がやるべき課題を明確にできるかは、親による細かな情報提供にもかかってきます。
親が細かなサポートをしなければならないのは大変です。でも、きちんと歯車が回り出すと必ず成績は上がってきます。
親のサポートが成功の近道です!
家庭教師で短期間に成績を上げる方法
偏差値50までは、正しい努力で基礎を固めていけば、短期間でも簡単に成績が上がります。
サピックス、日能研、四谷大塚、早稲アカなどに通っていて、偏差値50になかなか届かないというお子さんは、勉強のやり方がわかっていない可能性があります。
小学校4年、5年の早い段階で一定期間家庭教師を利用して、学習の仕方から学び丁寧に基礎から固めていくという方法もあるので検討してみるといいでしょう。
塾ではなぜ成績が上がらないのか?
その子に合った具体的な方法を指導してくれる人が、本来塾であればいいのですが、
塾は、大勢の子を見ています
テストの答案から見えないその子の苦手なところを細かく指摘してくれません。
一例をあげてみました。
- 答案に書くひっ算が汚くて、数字を書き間違えミスをする
- 問題を解く配分をわかっていないから、できる問題も落としている
- 基礎的なことがわかっていないから応用が利かない
- 語彙力がないから問題を理解できていない
息子の家庭教師は、息子が問題を解くとき隣でじっと見ていました。
- 何に躓いたか
- どんな無駄があるのか
それを正しく見抜き、ちょっとしたアドバイスをもらいすぐに成績が目に見るほど上がりました。
優秀な家庭教師の見つけ方
良い家庭教師の見つけ方の項でも紹介しましたが、優秀なプロの家庭教師は家庭教師センターに資料請求して自分の中に基準を設けて見つけます。
資料請求して、自分の中で基準を設ける
家庭教師センターは複数社で比較することが理想ですが、少なくとも2つは資料請求して自分の中で基準を設けます。
- プロと学生などを使った家庭教師と何が違うのか
- 派遣センターとしての質はどうか
- 合格実績はどうか
- 合格までの具体的な指導スケジュールはあるのか
- フレキシブルな対応はしてくれるのか
- 家庭教師に丸投げしていないか
このように、資料請求した派遣会社をこれら基準について比較することで、我が子を任せたいところが見えてきます。
いきなり電話は危険です
いきなり電話は、おすすめしません。
なぜなら、勧誘に負けてしまうからです。
資料請求して自分の意思でじっくり内容を確認してから連絡が一番です。
最低でも気になる2社の資料請求をします。
2社で比較すると、そのあとで電話がかかってきたときに、相手に突っ込んだ質問もできます。
また、気に入らない場合も、
どこが気に入らないのか
はっきり伝えることができ、断ることができます。
家庭教師を体験した場合に見るべきポイント
家庭教師は、多くの場合において、資料請求して良いと思ったところとアポイントメントをとると、
カウンセリング → 体験
という流れになります。
カウンセリング時や体験授業では、いろいろな要求を家庭教師に求めることができます。
ここ、ポイントです。
この時に、どれだけ具体的に要望や家庭教師に求めるゴールについて指示できるか。
ただ、
- 合格せさてください
- 成績が上がればお任せします
と言ったお願いでは合格の確率は上がりません。
今、子供は、
- 何のどんな分野でつまずいているのか
- 子供の性格の何に危惧しているのか
- 何が不得意で悩んでいるのか
など、など、カウンセリング時と体験授業で派遣された家庭教師にも具体的に説明します。
カウンセリングの上手なところは、この時点でうまく悩みを引き出してくれます。
細かく伝えることは、相性の良い家庭教師へのマッチングにも導かれるので受け身にならないことがポイントです。
家庭教師センターはどこがおすすめか?
これは、それぞれ自身で比較して決めるしかありません。
家庭教師といえば、家庭教師のトライをイメージする人が多いと思いますが、個人的には、テレビCMでの露出が多いところが気になります。
広告料や、運営会社の利益から引いた金額が家庭教師の代金になるのですがから、家庭教師の方々の報酬を考えて、我が子を合格へと導くパフォーマンスができている家庭教師派遣会社なのか疑問です。
知名度で飛びつくよりも、このような視点を持って、コストにあったパフォーマンスを得られる家庭教師を多く持つ会社なのかどうか考え選ぶことが大切です。
とはいえ、知名度があるところは安心感があります。
知名度も高く、信頼できる家庭教師センターの一つに学研の家庭教師センターがあります。
学研は、広告等の露出が少ないけれども、学研の知名度と、しっかりとした学習ノウハウを持ち、勉強の習慣のないお子さんから難関校を目指すお子さんまで対応しています。
ホームページも充実していて、それぞれの学力や学年に応じてコースがたくさんあり成果に直結するシステムになっているところは好感度が高いです。
オリコンの満足度ランキングで1位獲得の実績も評価したいですね。
個人的には、知名度もあり学習システムも充実している学研の家庭教師の質を基準に、気になるところを複数資料請求して比較してみるのがいいかと思います。
学研の家庭教師センターでは、目的に合わせていろいろなコースがあります。
学研の家庭教師についてもっと詳しく知りたい方は公式サイトでご確認下さい。
中学受験最後の砦!まだ間に合う失敗しない家庭教師の選び方