中学受験を目指し、小学校5年から四谷大塚通う息子の塾の面談がありました。
志望校について聞かれたので、先日決めた今の成績とかけ離れている学校を息子が志望していることを話しました。
中学受験志望校決定!?でも偏差値足りないよ!
無理だと馬鹿にされのではと心配していましたが、
「今まで順調に成績が伸びているので可能性はありますよ。」
思いがけないポジティブな言葉にびっくり。
えっ、可能性あるんですか?
否定しないでくれるって嬉しい。
塾も商売だからダメと言わないのか、無理な志望校を上げる身の程知らずの親の対応になれているから、ネガティブなことは言わないかもしれませんが、可能性を感じさせてくれるお言葉に嬉しくなりました。
もっと嬉しかったのは、合格を目指すための具体的な方法を提案してくれたことです。
ただ、がむしゃらにやっても成績が上がっていかないので、合格へ向けて戦略的に学習を進めていきましょう。
塾の先生に聞いた合格を目指すための考え方
小学5年の息子は現在Bコース。
息子が行きたいって思っている学校は、2月1日、偏差値60ラインあたりの成績の子が受験する中学です。
先生のお話によると、息子が志望校に考えている中学へは、Bコースで合格した例もあるそうですが、四谷大塚での合格者は、ほぼ、CコースSコース在籍者だそうです。
息子さんが希望する中学へは、ほぼ、CコースSコース在籍者ですが、Bコースからも数名の合格者が出ています。
数名でもBコースからも合格者がいるというのは心強いです。
ですので、まずCコースに上がることを目標に勉強してください。
Cコースに上がることを目指す!?
確かに、Bコースからのままだと難しいけど、Cコースの学力なら可能性は高くなりますね。
ただし、今の勉強方法では簡単にCコースには上がれません!
まずは、Cコースの学力を目標設定に細かな学習計画を立てていきましょう。
BコースとCコースとの高い壁
先生のお話によると、BコースとCコースでは、授業内で解く問題の難易度にかなり差があるとのこと。
なので、Bコース在籍とCコース在籍では、取り組む学習スタイルが違うので、受け身のままだと開きができる。
例えば、試験でBコースの生徒とCコースの生徒が、同じ偏差値57という結果が出たとしても、真の学力の内容はまるで違う。
次の試験で、Bコースは、偏差値57キープがやっとでも、Cコースの生徒は、偏差値57を簡単にキープできる上に、59、60あたりの偏差値を狙える力を持っている。
この結果は、Cコースに在籍できる生徒は、基礎がしっかりしていて、解き方の引き出しを多く持っているレベルにあったから。
Bコースで、偏差値55、56あたりにいて、頑張って偏差値57なる生徒は、基礎がしっかりできつつあるということ。
ただ、発展問題を解く筋力がなく、引き出しもないので偏差値56ですら維持することがとても難しく、壁を超えられないでいるらしい。
解き方の引き出しは、発展問題を多く解くことで増えていきます。
発展問題をどんどんやっていきましょう。
BコースにいてもCコース同等の学力をつける方法
- Bコースでは、基礎を徹底することにフォーカスが当たっているので、発展問題は積極的に取り組みません。
- 基礎的な問題、プリントを徹底すると成績はグングン伸びていく
- 難しい本題になるとまるでお手上げになるのは、発展問題をやっていないから
Bコースにいても、Cコースの問題をやっておくように!
時間的に、厳しいなぁ。と思いましたが、BコースにいてもCコース同等の学力をつけるためには、言われた通り学習するしかありません。
具体的学習方法
- 暗記分野はテキストの隅々まで覚えること
- 系統だてて覚えること
- 算数は、基本問題は完璧にして、応用も解ける力をつけること
ますます、やることが増えてきました。
息子の今までの勉強量は難関校を目指すには全然足りないってことを再認識しました。
母としては、中堅校でも良いと思っていますが、目指せるところまで頑張ることは無駄にならないって思います。
一度きりの中学受験。今のところ楽しく勉強しているので志望校も見つけてモチベーションが上がったところを利用して頑張らせてみるか!
小学5年10月
後日譚
この時の面談で合格はとても難しいと思っていた難関校に、息子は合格することができました。
振り返ると、この日の面談が、ターニングポイントでした。
なんども絶望感を感じ、ギリギリまで合格は難しいと思っていても、
- どうしても合格したいという強い気持ち
- 正しい情報
- 細かい目標設定
- 正しい方法
この4つの条件を持って取り組めば合格はできるのだと思いました。
中学受験は、限られた時間の中、どれだけ、多くのことを覚え、実践できるかが合格の秘訣です。
ガムシャラにやっても合格できないのは、無駄な努力で時間を使い勉強した気になって、成果につながらない。
ということにあります。
【中学受験】小6春に受験リタイア決断した息子が本気出し逆転合格できた戦略
我が家の中学受験の記録が参考になれば嬉しいです。